「土門拳の眼」
「愛と美に生きる」
「萩原守衛」


 
「富士山は勿論美しいとは思いますが、私の精神を動かすのは、
乗鞍とか槍ヶ岳といったゴツゴツした山なんです。」

先日、長野県安曇野市にある
「碌山美術館」へ行く機会がありました。
そこで買った本の中の碌山の言葉です。

萩原碌山、本名を萩原守衛といいます。
「日本のロダン」と称される彫刻家です。

土門拳の写真を見ていると、
美術館で碌山の彫刻を前にした時と同じ静かな気持ちになります。
「ゴツゴツした山」の存在感を感じます。

高村光太郎の文章も温かく、
親交のあった碌山に対する愛情が感じられます。

写真の三冊の本は、ともに
気持ちのいい文章と装丁です。

当店の本棚にあります。

ぜひご覧ください。



2017 5/15