アメリカのあるミュージシャンが記した自伝的詩集です。
詩集としては特殊な本だと思います。 作者はトゥパック・シャクール。 90年代のアメリカのヒップホップミュージックを 代表するミュージシャン(=ラッパー)です。 過激な生き方と歌詞で多くのファンに支持されました。 25歳の時に銃撃事件で没するという悲劇でも知られています。 そんなセンセーショナルな人物の書いた詩集に、 興味はありませんか? どんな過激な世界が描かれているのか… との思いでページをめくると、叙情性溢れる言葉の波に 心を打たれます。 こんなに繊細な感性の持ち主だったのか…! 荒れ狂うトゥパックの人生の下に隠された地下水脈、 音楽の源泉に触れることができます。 ファンならずともおすすめしたい一冊です。 |