「PRISON'S INSIDE ART~アメリカの囚人芸術」
これは、迫真のドキュメンタリーです。
囚人達のポートレート、その人の絵画作品と自身のコメント。
これらの絵画は、発表されることがないことを
前提に制作されます。
ただ自分自身のために描く。
囚人が描いたから特別なのではないと思います。
本の帯にある、
「人間はなぜ、絵を描くのか。」
という問いが静かに心に響きます。
人間が持つ「自分を表現したい」という衝動の、
その一片が垣間見えるのではないでしょうか。
2016 10/31