「富士山は勿論美しいとは思いますが、私の精神を動かすのは、
乗鞍とか槍ヶ岳といったゴツゴツした山なんです。」 先日、長野県安曇野市にある 「碌山美術館」へ行く機会がありました。 そこで買った本の中の碌山の言葉です。 萩原碌山、本名を萩原守衛といいます。 「日本のロダン」と称される彫刻家です。 土門拳の写真を見ていると、 美術館で碌山の彫刻を前にした時と同じ静かな気持ちになります。 「ゴツゴツした山」の存在感を感じます。 高村光太郎の文章も温かく、 親交のあった碌山に対する愛情が感じられます。 写真の三冊の本は、ともに 気持ちのいい文章と装丁です。 当店の本棚にあります。 ぜひご覧ください。 |